長野電鉄は首都圏の電車を中古で購入して活用している。
東京から来ると、なんで日比谷線が?!どうして成田エクスプレスが?!と驚く。
背景が信州の景色で撮れるので鉄道マニアの人達もたくさん来る。
そのうちの3500系という日比谷線で運行していた電車がこの1/19で退役する。
東京で働いていた時に良く乗っていた(はず?)なので記念に乗ることにした。
親切に運行予定を公開してくれているのでそれを目指して出発した。
まずは最寄りの駅からこれも首都圏から来た8000系に乗った。
途中の中野駅からいよいよ3500系に乗車した。僕が恐れていたほどよりは乗り鉄は少なかったが、奥さんからすると衝撃的に多かったようだ。
沿線にもたくさんの撮り鉄のみなさんが待ち構えていた。
さすがに当時の記憶までは思い出せなかったが、銘板の昭和38年というのは感慨深いものがあった。
湯田中では一斉に乗り鉄のみなさんが下車して写真を撮りまくるので、駅前のタクシーのみなさんたちが目を丸くして驚いていた。なんかこの人たち向けに一商売すればいいのになんて思った。
帰路は長野まで全線を満喫する予定だったのだが、さすがにちょっと飽きたのと、観光客も加わった混雑振りと乗り心地の悪さに中野からは湯けむり特急に乗り換えることになった。
3500系も地下鉄で走っていたころには、こんな勾配33パーミルの山道を走らせられるとは思ってもみなかっただろう。いい余生になったんじゃないかな。
写真を編集して、旅と鉄道が好きな東京時代の同僚に年賀状第二弾で送ってあげました。