金曜日、有給休暇を取った。
めいっぱい時間と体力を使って、自転車かバイクで旅をしようと思っていた。
朝目覚めたとき前々日からの体のダメージがあまり回復していなかった。
これじゃ自転車旅だと心が折れるかな。
そこでより体への負担が少ないモーターサイクル旅にした。バイクに乗りたい気持ちが強かったってことだね。
目的地は走行距離、道の快適さなどをいろいろ検討した結果、今回は八ッ場ダムとした。
朝、息子に渋峠から行ったら?と挑発されて思わずのってしまった。
ま、年に一度は二輪で越えたい峠なのでその気になった。
では出発。
平日だけどシルバーウイークでもあるので交通量が多い。仕事車、観光車がミックスされていてなかなかの混沌だ。
市街地を抜けるのに結構消耗して、いつもならスルーする志賀高原のふもとで一休み。
パトカーも停まっている。交通安全運動週間だからかな。
事故と取り締まりに注意だね。
登っていくと渋峠スキー場では10度だった。
途中寒くて風除けにウインドブレーカーを着込んだ。
横手山も渋峠も駐車場が一杯だったので、少し下りたところで小休止。
群馬側は天気よかった。火山ガスも一杯立ち込めていた。道のすぐ横で火山ガスが噴出している個所はさすがに怖い。
モトバイクもロードバイクもたくさん登ってきていた。
自転車の登りスピードだと有毒ガスから逃れられるのかちょっと心配になった。
それにしてもほんとに今日は平日なのか?人のことは言えないけど。そのくらい交通量が多かった。コンビニやドライブインはどこも盛況だった。
草津から144号に下りてしばらく行くとダム湖と湖上の橋が現れた。
ダムサイトが広すぎて、肝心のダムになかなかたどり着かなかったけど、お昼には目標の八ッ場ダムに着いた。
家で作ってもらったお弁当を、道の駅でいただく。奥さん仕事なのにありがたいね。
ダム自体も大きく高かったけど、よりダム湖の広さに驚いた。
ダムの下へ降りるエレベーターが緊急事態宣言下で止まっていたのが残念だった。
下から見上げたかったのに。
帰りは鳥居峠、菅平を越えるつもり。
しばらく144号線を走り、万座・鹿沢口を右折して嬬恋村を抜けることにした。
浅間山の頂上は雲に隠れていたけど、本州離れした景色の中を走るのは気持ちよかった。
途中の直売所でキャベツをお土産に買った。
つま恋に掛けた愛妻の丘。名前はこっぱずかしいけどいい所だった。
鳥居峠から長野までは、普通の幹線道路のようであまり面白くない。なかなかにすごい場所を走っているはずなのだが。
東信方面は東京に近いからかどこもそんな雰囲気があるので足が向かないんだけど。
走行距離は予定通り200kmを超えた。
SRでも行けたね。
加減速やコーナーで体を支えるのが一番の負荷になることをあらためて感じた。
できれば下りは緩やかな方がいい。