1ミリが世界を変える

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長野マラソン顛末記

僕は雪の降る東和田運動公園の喧噪の中、長野マラソンのスタート位置に待機していた。

ワイナイナも川内選手も、いったいどこにいるのだろう?

3年ぶりの出場です。

今回の目標は、4時間30分でゴールする事。
最低でも完走する事。

走り込みの量、練習時の感触からそんなところだろう。
1時間/10kmを目安に進みました。

それにしても予想外の雪。
僕のように4時間超ランナーは動きにくさよりも体を冷やさないことが重要。

がまんして重ね着していたのが最後に功を奏しました。
それはまた、先の話。

長野マラソンは所々で知り合いの方が応援してくれるのが楽しみです。
1km地点では家族のみんなや近所の方々。

4km、7km、12km、30kmでは仕事、サッカーなどでの知り合いの方々

エムウェーブでは子供達が通う高校の給水所ボランティアに吹奏楽部の演奏。

所々でも思わぬ友人のみなさんに応援もらいました。

それにしてもランナーはこんな悪天候の中でも好きで走っているからいい。

でもそのために働いて下さったみなさんには本当に頭が下がります。
水を用意してくれたおばあちゃん達。
雨と強風のなか距離標を必死に押さえていた高校生。
除雪してくれた人達。
疲れ果てて機嫌の悪い僕達に、明るく預かり手荷物を手渡してくれたみなさん。

ボランティアや応援のせいで学校や仕事休まなかったですよね。
本当にありがとうございました。

1人1人のランナーの道楽のためにこれだけの大がかりなシステムを人が動かしていると思うと、なんと贅沢な遊びだろうとあらためて感じました。

僕達のために準備・運営・応援して下さる人達のためにも真摯に走らなければいけないと強く思いました。

正直、スタート前はどこで止めるかの言い訳探し旅のつもりでしたが、そういう気持ちじゃまずい。
申し訳ないし、何より悔いが残る。周りは誰も自分から止めないし。

防寒、防水をしっかりしてきたのは良かった。
寒くて心が折れてたんじゃ話しにならなかった。
最後の寒風吹きすさぶ岩野橋からの折り返しも何とか乗り切り、ゴールに向かったときにはその風が今度は追い風になるという、文字通り風任せの人生で完走できました。

4時間46分

時間は関係ないです。
走り切れたことが良かったです。



走っている最中はそうでもなかったですが、着替えの間と、シャトルバス待ちで並んでいた時には心が折れました。