1ミリが世界を変える

日々感じた事、考えた事。少しずつ積み重ねよう

マラソンとサッカー

今、一生懸命に取り組んでいるスポーツはサッカーとマラソン

今年も秋の青空の下、大町アルプスマラソンを走ってきた。

1年振りのフルマラソンへの出場。

今年はマラソンを走るには準備不足だった。
平日夜のランニングは倒れてからずっと封印してきた。
やっぱり心配かけるからね。
10月になって週2回以下、30分以内限定で解禁した。

週末はサッカーに専念するため、走る時間があってもこれもやっぱり1時間以内限定にしてきた。

家の仕事もあるし、それをほったらかして2時間も3時間も走りに行けない。

しかし、一般の常識と可能な事は違う。
自分で出来る限りの準備はした。

目標はゴールする事。
幸い制限時間は6時間とかなり余裕がある。
関門を過ぎたら粘り抜く事を心に決めてスタート。

5キロ30分が目安。

8kmから20kmまでの登りはペースを守りつつかなり順調に推移。
目安より4分遅れほどで最高到達地点を通過した。そこから木崎湖までは一気のダウンヒル

ここで今年は冒険した。重力に逆らわず駆け下りた。
どこかで必ず足が止まるはずなので、この坂で距離と時間を稼ごうと考えた。

折り返して坂の入り口に来たとき、案の定足が止まった。
でもこれは想定内。ここから粘るために来たんだ。

走っては歩き、とじわじわ進み最高地点まで登り切りった。

そこからゴールまではずっと下り。
でもこれがまたつらい。筋肉系の痛みが襲ってくる。

それをだましながら、信号まで、給水所まで...、ついに帰ってきた。
ゴールだ。4時間55分。

自分でもよくぞ帰ってきた。


後半もがき苦しんでいる時。
タイム的にも周囲のランナーはほとんど走ったり止まったりの人たち。
なんでみんなやめないんだろう。
こんなにつらいのに。

やっぱりマラソンは究極の孤独なスポーツ。
どんなに痛くても苦しくても誰も替わってくれない。
続けるのも止めるのも自分次第。
その代わり走った成果は自分だけの物。

レースに出るためには家族や友人達の支えがなくてはならないことに感謝の気持ちを忘れてはだめだけど。

静謐さの中淡々と走ることのできたこの大町マラソンは、そういうことをあらためて気付かせてくれた。


サッカーは、仲間と共にゲームを作り上げていく楽しさがある。
仲間には相手チーム、審判団はもちろん、日程を組む運営、当日ピッチを準備する人も含まれる。そしてその役割の全てを各々が替わりばんこに果たしている。

一見、興行に見えるJだって仕組みはいっしょ。

そういう壮大な手作り感が楽しい。


体力、気力の続く限りこの両極端のスポーツを楽しんでいこう。