雪山で遭難が相次いでいる。
栂池で遭難された方はプロフェッショナルスキーヤーだったらしい。
仕事で来ていて、仕事を終わって自分の楽しみのために滑り始めたところを雪崩に直撃されたらしい。
山で遭難すると迷惑が掛かるからと言うが、遭難救助を仕事としている人たちだ。無い方がいい仕事に違いないがそれに備えている人たちだ。
遭難救助費用を踏み倒す人はいるんだろうか?
車に乗る<オートバイに乗る<スキーをする<冬山に登ってスキーで滑り降りる
だんだんと常人の理解を超えるんだろう。
なんでそんなことするの?しかも遭難して迷惑かけるの?ありえない!!って感じで叩く感じかな。
でも除雪作業中に事故にあうこともあるし、交通事故はもっと多い。
オートバイのGPライダーだって公道上で事故にあう。
なんで外国人が?と批判する人もいるが、日本人も大勢外国で冒険や遊びの最中に事故に遭っている。みんな同じ人間。
日本が好きで遊びに来てくれている人たちだから、手厚いフォローをよろしくお願いしたい。それでまた日本の印象が良くなるだろう。
登山を少し齧った経験から言うと、山スキーって登山の中でも最もハードルが高い物だと思う。
冬山での幕営登山の経験があって、ラッセルで登攀ができて、新雪もアイスバーンも春の湿った雪も重い荷物を背負ったうえでスキー滑走できて、仲間と自分を守る最低限の訓練を受けた一握りの人達しかできない遊びだと思っていた。
軽い気持ちで行けるものではない。
そして実行しても、知る人ぞ知るという感じでひっそりとやっていれば良かった。
山岳雑誌に記録を投稿するくらいで良かったんじゃないかな。
最近のように今滑ったシュプールをバーンとネットに上げるもんじゃないと思う。
ガイドの集客やら考えると新鮮な動画は必要なのかもしれないが一般への影響を考えるとどうなのか?
バックカントリーとスキー場管理外は違う!!って言われても、一般の人は、何が?雪山はいっしょでしょ?どこも危ないよね。って反応だよな。
ぼくも正直区別がわからない。
ただ山スキーというのは伝統と格式のあるスポーツだということは間違いない。
精進を重ねていつかはやってみたいと僕も思っている。
クラッシックコース、竜王越えや横手万座ルートとか行ってみたい。