1ミリが世界を変える

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スポーツの力

釜石の鵜住居で開催されるラグビーワールドカップへ行くつもりだった。

日本代表とは関係ない、ティア1グループもいないカードだったけど、夏に南三陸を訪問してから、東日本の被災地でしかも新日鉄釜石の本拠地で開催されるラグビーの試合を見に行きたいという気持ちになった。

予習にいろいろと釜石についてのテレビ番組を見た。

印象に残ったのは、復興にめどが付いてきたら必ずここで何かやりたいという気になるはず。そのためには今悪者になっても手を挙げる必要がある。

と、震災から2カ月しかたっていない時期にスクラム釜石が始まったこと。

その開催日前日に直撃した台風19号。

テレビ画面を見ていると既視感にとらわれる。

それでも日本人は強い、強くなった。

と思う。これだけの被害でも前を向いている人が多い気がする。

負けるもんか。

ラグビーワールドカップの影響も少なからずあると思う。

骨身を削る肉弾戦を、正面から打ち破り、あるいは出し抜いて、ぶっちぎってトライする瞬間は、チームや選手に関係なく感動する。

しかもボールを持って走りこむという単純な行為だから、我が身にも置き換えやすい。

13日の日本代表戦はそういった意味で大ファインプレーだった。

尽力していただいた関係者には敬服します。

そうは言っても僕は少し疲弊していた。

いろんな予定や義務ややりたいことの順番で悩んでいた。

こんなときこそ仲間との蹴球だ、とチームの練習に昨日は参加してきた。

ほんとに不思議なくらい心が軽くなった。

気持ちがふさいだ時はやっぱり体を動かすに限る。

今、一番良い、やりたいことを優先しよう。