大人は子供達の未来に触れている。
プラスの刺激が多ければ成長は早いが、時間が解決する。
早熟な天才が平凡な大人になるのはそういう理由。
地元国立大学を受験する息子。
併願で私立は東京の工業系大学。
1年浪人の可能性も当然有る。
経済的に考えれば自宅から通える国立大に受かるのが一番良い。
でも本当にそれが彼の為なのか。
僕も同じ国立大を卒業して、紆余曲折はあったがそのお膝元で暮らしている。
でも学生時代は親元から離れ一人暮らししていた。
その後結婚するまで続いた。
地元の大学に進むということは、この地方都市の中で小さくまとまってしまわないか?
人として大きくなるには家を出た方が良いのではないか?
18歳を超えれば、自由と責任を一人で背負った方が良くないか?
地元に根付いてしっかり生活することも決して悪い事じゃない。
でも狭い世界だ。
必ず僕の足跡に遭遇する。
いいのかな。
未来に触れてはいるが、導いてはいけないと思う。
試験こそまさに審判。
結果に委ねよう。